本格的な冬に入る前に知っておきたい秋冬の髪の傷み、 意外な原因とケア方法とは?

本格的な冬に入る前に知っておきたい秋冬の髪の傷み、 意外な原因とケア方法とは?

秋も深まり、寒さとともに乾燥した空気が流れ始める季節。 そろそろ基礎化粧品を切り替えようと思われる方も多いのではないでしょうか。

 

お肌のお手入れも重要ですが、その気遣いを髪にも向けてみてはいかがでしょうか。
季節に適したケアをすると、美しい髪を保てますので、是非試してみて。

 

暑い夏ももう終わり。髪には何が起こっていた?

 

夏の頭皮と髪は、紫外線や汗による蒸れにさらされてきました。
帽子やUVスプレーで予防したり、ドライシャンプーで頭皮をリフレッシュされたりとしていた方も多いのではないでしょうか。

 

夏のヘアダメージの主な原因のひとつが紫外線。
一説によると、髪が浴びる紫外線量は肌の3倍だそう。

髪が紫外線を浴びると、キューティクルが傷ついて髪の内部からプロテインが流れ出してしまいます。

 

夏のレジャーと言えばプールや海水浴ですが、プールや海で泳いでいるときは日傘や帽子ではケアできませんよね。

実は、髪が濡れたままで紫外線を浴びると、さらにダメージは大きくなるのです。
その結果、髪の内部がスカスカになってしまい、パサついた手ざわりに。

そのため、夏にはキューティクル層のダメージに着目したトリートメントをする必要があります。

 

このように髪は可能な限りケアしていても、夏の終わりにはダメージが蓄積しています。このまま秋冬に突入すると、どうなるのでしょうか?

 

 

夏から秋へ、ヘアケアもしっかり“衣替え”を!

 

秋から冬にかけて、乾燥した空気でキューティクルがはがれやすくなり、ますます髪がパサついたり枝毛になったり。
弱った髪であれば、ブラッシングをするだけでダメージを受けることもあります。

ですから、この機会に、トリートメントも“衣替え”がオススメ。

秋冬の乾燥対策には、髪内部から補修する成分の入ったトリートメントでケアをすることがとても大切です。

 

特に1〜2月は、湿度が20〜30%まで低下する超乾燥状態。
その上、室内では暖房もガンガン効いていて、髪から水分が奪われてしまいます。

 

自宅でのお手入れで髪の保湿力をアップさせるためには、バスタイムにトリートメントを。
この際、乾燥しやすい髪の中間から毛先にトリートメントをしっかり揉み込むと効果的です。
目安は30秒、髪がやわらかくなるまできちんと揉み込みましょう。

 

もちろん、シャンプーも見直して、洗浄力が弱めなアミノ酸系シャンプーなどに替えるとさらに効果あり! シャンプーとトリートメントとの“衣替え”、ぜひお試しください。

 

 

意外!? こんなものまで髪のダメージの原因に!

 

秋冬の髪のダメージの原因は乾燥した空気、これはもちろんなのですが、実は気温と防寒グッズも傷みの原因になっていることをご存知でしょうか。

 

まずは、気温。

寒い冬、体はコートなどにしっかりくるまれますが、帽子はかぶらない方が多いですよね。

 

実は、頭皮が冷えると血行が悪くなり、皮脂分泌が悪くなる。つまり、健康な髪が育ちにくくなり、髪に十分に脂が行き渡らなくなるのです。

 

頭皮の乾燥も髪にはよくありません。 それどころか乾燥した頭皮がはがれ、フケとなって出てくる可能性も!

 

対処法→洗浄力控えめなシャンプーをつかう、スカルプケアエッセンスをつけてマッサージする、クッションブラシなどで頭皮のマッサージをしながらブラッシングするなど、頭皮に着目したケアをしましょう。

首、肩をほぐし、体全体の血行をよくしておくこともオススメです。

 

もう一つ、防寒グッズによるダメージとは、ずばり、摩擦と静電気!  

乾燥した髪がニットやマフラーとこすれてさらにパサパサ、傷みが進行します。

 

特にマフラーを取るときは要注意。髪がこすれやすく、その摩擦で傷んでしまうのです。

 

対処法→髪の水分を守ることが最重要課題です。

前述の通り洗浄力の弱いアミノ酸系シャンプーやしっとり系のトリートメントできちんとケアを。

 

また、シルクのナイトキャップをかぶり、就寝中の髪の乾燥や、枕との摩擦を防ぐのも一つの手です。

 

秋冬のヘア対策、真冬になって本格的に空気が乾燥する前にケアするのが大切です。
ヘアケア剤を見直したり、頭皮の冷えから来る血行不良にも注意したいものです。

 

また、おしゃれが楽しい秋冬ですが、普段はまとめ髪にして衣服との摩擦を防ぎ、パーティー、女子会、デートの時など、ここぞというときだけダウンスタイルにしてつやつやの美髪を披露するのもいいかもしれませんね。