気になるほうれい線。その正体と改善方法のご紹介

気になるほうれい線。その正体と改善方法のご紹介

お肌のお悩みの中でも、よく耳にするほうれい線。

 

鏡をのぞくたびに、どうも目について気になってしまう。
なんとか隠そうとメイクをしても逆に悪目立ち…。

ちょっとやっかいな存在ですよね。

 

今回は、そんなほうれい線の正体と改善策を紹介します。

 

ほうれい線の正体は?

ほうれい線=“シワ”だと思っていませんか?
実はほうれい線の正体は、“シワ”ではなく“たるみ”なんです。

 

目もとや額などにできるシワは、表情の動きに合わせて目立ちますが、ほうれい線は表情を動かさなくても、ずっとくっきりと存在していますよね。

 

肌内部のコラーゲンやエラスチンなどの繊維が、加齢や紫外線の影響で減少や劣化することでできるのが“シワ”。
一方で、重力によって垂れ下がった“皮膚のたるみ”によって現れるものが“ほうれい線”です。
加齢によって頬や口もとの筋肉や皮膚がたるみ、同時に頬の脂肪が下がってくることが原因なのですね。

 

つまり、スキンケアはもちろん、マッサージやエクササイズなどでも十分な改善効果が得られるというわけです。
では、どのようなケアが効果的なのでしょうか。

 

スキンケアやマッサージでケア!

□レチノール、ビタミンC誘導体配合の化粧品を使う

肌内部のコラーゲンを増やす作用のあるレチノールや、ビタミンC誘導体を配合した美容液など肌の深層からケアしてくれるアイテムを、ほうれい線を開くようにして塗りこみます。肌への刺激が強いので、使い始めは少量ずつ試すようにしましょう。“皮膚のたるみ”が原因であるほうれい線には、抗酸化力の高いポリフェノール、血行促進効果のあるビタミンE配合のアイテムも効果が期待できます。

 

 

□エクササイズをする

口もとの筋肉を鍛えるエクササイズは、たるみの予防に非常に効果的です。
舌を歯茎に沿ってグルグルと回す“ゴリラ体操”は、有効なほうれい線対策として、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
その他、 家庭用の低周波美顔器や市販の器具などを使ってみるのも良いかもしれません。

 

□リガメントのマッサージをする
あまり聞きなれない言葉ですが、この“リガメント”とは、頰骨の下に並ぶ靭帯のことを言い、ほうれい線は、このリガメントのこわばりが大きな原因ともいわれています。

加齢などで弾力を失って硬くなると、皮膚などを引き上げるリガメントの力が弱まり、肌のたるみにもつながるのです。リガメントのマッサージをして、お肌引き上げパワーを取り戻しましょう。

 

(1)小鼻の横、頰骨の下あたりからスタート。親指で斜め上に押す。

(2)頰骨に沿って、外側に少しずつ位置を移動させながら押し上げ、頰骨のへこみの上端あたりまで行う。

(1)〜(2)を、1日2分間行う。

 

「イタ気持ちいい」くらいの強さで、1か所につき3秒くらい押すのが目安です。

 

食事でもケア!

お肌のたるみ改善には、体の内側からのアプローチも重要です。

 

特に気を付けなければいけないのが、体の“糖化”。
糖化とは、食品に含まれる「糖類」が「たんぱく質」と結びついて茶色くなったり固くなる化学反応で、体が糖化すると、肌のシワ・たるみなどを引き起こしてしまいます。

 

抗糖化へのポイントは、AGEという、タンパク質と糖が加熱されてできた物質の摂取を

できるかぎりカットすること。

 

これら5つは、全てAGE摂取を軽減させてくれるものです。
ぜひ意識してみてください。

 

①ごはんやパンを食べる際には、糖の吸収を穏やかにする野菜やきのこ、海藻類を一緒に食べる、もしくは最初に食べる。

 

②焼き物や揚げ物よりも、100℃以下での調理が可能な「蒸す」、「茹でる」といった調理法の食事を心がける。

 

③肉を焼いたり揚げたりする場合には、酢を含んだ調味液に漬け込む。

 

④ブロッコリースプラウトなど、抗糖化の食材を取り入れる。

 

⑤果糖の多い果物の摂りすぎには注意する。

 

 

ほうれい線の正体である“たるみ”の改善。

いろいろなアプローチで対策ができそうですね。

 

おうち時間の多い今がチャンス!
ぜひトライしてみてください。