育毛の為に食生活の見直しを。健康な髪の毛に必要な食べ物とは？

年齢を重ねるにつれて抜け毛や薄毛、髪の毛のハリコシがなくなってきた、そんなお悩みはありませんか？

きれいな髪の毛を育てるために必要なのは、シャンプー選びや頭皮マッサージ。

そしてもう一つ大切なコトが！それは、食生活の見直しです。

どうして食生活が重要なの？

髪の毛の大部分は「ケラチン」というタンパク質で形成されていて、
このケラチンは、18種類ほどのアミノ酸という構成物質が結合してできています。

つまり、アミノ酸が不足していると健康な髪が生まれない=食事によって体内のアミノ酸を十分に作り出す必要があるのです。

育毛のために食べておきたいモノとは

では、健康な髪の毛を作るためには、どのような栄養素を摂取すれば良いのでしょうか。

育毛の為の基本栄養素と、それぞれの代表的な食材をご紹介します。

□タンパク質（アミノ酸）
前述のとおり、髪を作っているケラチンは、様々なアミノ酸によって構成されています。特に、体内で合成ができない必須アミノ酸が不足した場合には健康な髪の毛が育成されなくなるため、意識して摂取をすることが大切です。

～代表的な食材～

✓ 牛乳・乳製品（ナチュラルチーズなど）
✓ 卵（鶏卵・うずら卵など）
✓ 肉類（鶏ささみ、鶏むね肉、豚肉など）
✓ 大豆・大豆食品（納豆、豆腐、油揚げなど）
✓ 魚介類（鮭、かつお、いわし、さんまなど）

□亜鉛
ミネラルの一種である亜鉛は、アミノ酸やビタミンからタンパク質・コラーゲン等を合成する際に必要な成分です。摂取した栄養素をより効果的にするためには、欠かせない存在なのですね。

～代表的な食材～
✓ 牡蠣
✓ レバー（豚レバー、牛レバー、鶏レバー）
✓ カニ（タラバガニ、カニ缶など）
✓ 牛肉（肩肉・ロースなど）
✓ 魚卵（たらこなど）
✓ ナッツ類（カシューナッツ、アーモンド、松の実など）

□ビタミン類
ビタミンB2やB6などのビタミンB群は、摂取したタンパク質をアミノ酸に変換するために必須な栄養素。またビタミンCは、体内でのタンパク質の吸収を助ける働きをし、ビタミンEは、その強い抗酸化作用によって頭皮を若々しく潤った状態に保ってくれます。

このように、ビタミン類も健康な髪の毛づくりになくてはならない存在です。

～代表的な食材～
（ビタミンB）
✓ 魚卵（たらこ・いくら・すじこなど）
✓ 大豆食品（納豆・豆腐・きなこなど）
✓ 卵

（ビタミンC）
✓ ピーマン（カラーピーマン）
✓ パセリ
✓ ゴーヤ

（ビタミンE）
✓ ナッツ類（アーモンド、ピーナッツなど）
✓ ごま（ごま油など）
✓ 緑黄色野菜（ほうれん草、かぼちゃなど）

健康な髪の毛を育てるために必要な栄養素とその食材をご紹介しましたが、大切なのはこれらをバランスよく摂取すること。

例えばメインのおかずには、ごま油で調理したお肉やお魚を。
副菜には、緑黄色野菜のサラダに砕いたナッツをかけたり、納豆と卵を混ぜて冷奴に乗せてみるなど、工夫次第でたくさんの栄養素を一度の食事で摂取することができますよ